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『内緒にしてほしい』 『内緒、ですか?』 『もし君の命が危なくなったら言っても構わない』 『………どういう、事、ですか?貴方は誰、ですか?』 「…っ……いか、ないと」 もう、もたもたしていられない。 第19話 君の命、貴方の命、会いたいと願う気持ちから... 「アスランが来てない!?」 何時も学校に毎日欠かさず来るアスランが来てない!? 「どうしよう・・っ」 昨日の事が問題なのかな? そりゃあ、僕も悪かったと思うよ? でも、それぐらいでくじけることなんてないし。 君に『ありがとう』なんていわれたら…わからないよ…。 「……わからないっ……捜さないと!!!」 「逃げられましたわ。…でも、ヒダカの居場所は解りました」 「よっし。作戦開始、か」 ディアッカ・エルスマン。 「ふん。つまらなかったらただじゃおかねぇぞ」 イザーク・ジュール。 「で・・どうするのかしら?」 マリューの質問。 「オーヴに行き、ヒダカを捜す。アスラン・ザラも見つけ次第殺して構いませんわ」 ラクスの声が響き渡った。 「それで、私は?」 「キラ・ヤマトを捕まえて。ヒダカもキラが人質と思えば抵抗はしないはずですわ」 ラクスはニッコリと不気味に笑った。 「了解しました。………頑張らせていただきます、ラクス・クライン嬢」 「ええ。お願いしますわ」 もはやシーゲル・クラインが動かすまでもなく、 完全にラクス・クラインが人々を動かしていた……。 「…ヒダカにはやっていただきたい事が沢山あります。くれぐれも殺さないように」 「「「「はっ」」」」 その返答にラクスは小さく頷いた。 「…あの、ラクス嬢。何故、アスラン少年だけ、殺すのですか・・?」 「ザラ家のお二人が願っている事ですの。息子に死んでほしい、と。 そしてキラを養子にとりたい、と。アスランが死ねば養子にとれるのですから。キラを、ね」 コーディネイター2世代目のアスラン・ザラよりも、 何か不思議な力を持つコーディネイター一世代目のキラ・ヤマトを欲するザラ達。 「…ですが、それは…………っ」 「あら?何か問題でも?役目なんて彼にはないんですのよ?」 「ですが、パトリック・ザラ及びレノア・ザラに出来なかったの事を で居たのがアスラン・ザラではないのですか・・?生かしておく価値はあるかと…」 「あんなの、生かしておいてもただのムカつく人よ。いい?殺すのです。彼を」 冷たく響くラクスの言葉。 ラクスにとってなによりも、屈辱なのはアスランの存在。 アスランが死ねば自分が一番になれる。 だがアスランがいる故に彼に負ける自分がいる。 それが許せなかった。 彼女にとっての敵は、アスラン・ザラなのだ。 「さぁ。出撃しましょう?」 ラクスはニッコリと笑った。 「本当に、アスラン・ザラ殺して良いのか?」 クロトが問う。 「ええ。構いませんわ」 「強い?」 シャニが聞いた。 「ええ。ムカつくぐらいに」 暴言を吐くラクス。 「…くくっ…面白そうだぜ」 オルガが笑う。 「・・・さぁ、出撃しましょう・・・・・・オーヴへ・・・・・!!!!」 「お父様。ヒダカさんがお父様を呼んでるよ」 「カガリ・・そうか。ヒダカが呼んでるか。お前は此処でまってなさい」 「はぁーい」 カガリ・ユラ・アスハ。 オーヴ国の姫、と言える。 「…おとうさまは最近ヒダカさんとばっか話してる。 ………何かあるのか?国にとって深刻な問題はないだろうし・・何だろう?」 ドンドン・・・・ッ! 戸をたたく音がした。 「なんだ?」 「カガリ姫様、ウズミ王は何処に?」 「ちょっと大事な話があるらしく、席をはずしている」 「では、カガリ様だけにもお伝えしておきます・・・!!」 「え?」 一体何の話をしているのかサッパリだった。 「実は――――!!!!!!!」 「…なに?………ふーん。じゃあ、此処へ通せ。それなりに重大だったら私が案内する」 「お願いします・・!カガリ姫様・・・・!!!!」 果たしてオーヴになんの異変が・・・・? 次回を、お楽しみください。 ☆――――――あとがき――――――☆ 何でカガリがでてきとるんじゃ――――――っ!!!! 設定普通に変わっちゃった。第18話でラクスがアスランを殺そうとしてからか? 一気に進んだのは。なんなんだよ、この物語は―――! 因みに、キラ&アスラン&ラクスがいるのは、 ”トリス”という大きな国です。 そのトリスとオーヴはとても離れています。 海が真ん中にあるんですね。例えれば飛行機で20時間くらい<え 砂漠歩いて2年以上?<ヲイ トリスとオーヴ・・<オーヴ変化なし!?>…二つは争うのでしょうか・・? 話戦争にいってるー!ヒダカに向かえー!!ヒダカに!!! 何でだよ、ヲイ!自分!!<突っ込み> ラクスが残酷?って思う方、私はラクスをそういう人間だと思ってみてました。<え っていうかこれ、ノーマルでいけるよねーとか思ったり。 キラさえでなければノーマルだろうな、きっと。 さてさて。最終話まで残り7話となりました。 あ、それすぎたら御免ね。すぎると思う。確実に。。 どうかお付き合いください。 長い。どうしよう。。どうすりゃいい!?<汗 ちなみに 第18話の後すぐ書いたデス。 |